僕はこの時とてもショックを受けましたね。
20代と30代って、もう響きがまったく違う。20代はまだ若者気分でいられるけれど、30代になると急におじさんになる(笑)
30代って自分にとっては
「おじさん」
と呼ばれても仕方がない年代でした。
なので僕は29歳の時次の誕生日が来るのが怖かった。
あと365日経過したら自分はおじさんになってしまう。そんなへんちくりんな恐怖感がありましたね。
あれって一体なんだったんだろう。
実際に30代になってしまえば、一体何を自分が恐れていたんだろうって逆に不思議になるのです。
そして30代を超えたころから僕は自分の正確な年齢がわからなくなりました(笑)
つまり、自分にとってもはや加齢というものはどうでもよくなった瞬間でもあります。
いつも年齢を聞かれると、1歳か2歳ほどわからなくなるんです。
一体自分は今何歳なんだって。
そんな時は自分が生まれた生年月日を答えます。そうすると、相手が勝手に計算してくれる。
いつの間にかそんな状態になってしまっていました。30代の時間の流れって、20代のそれよりもものすごく早かった。
気がつけばもう40歳手前ですからね。
20代後半くらいから、身体的な老化が目に見えてわかってきます。
まずは体重が減りにくくなる。
つまり体重をキープするのが難しくなるんです。ちょっと食べ過ぎたりするとすぐに体重が増えてしまう。代謝が減るからかもしれないですね。
僕は今は体重をキープすることができていますけど、油断は禁物です。同窓会などに行くと誰だかわからない人がこのくらいの年代から出てきます。
20代後半から髪の毛のボリュームも減ってきます。これも個人差があると思いますが、30代後半になると髪の毛が濡れるとよくわかるのです。
毛先が細くなってくる。
一気に老化現象が目に見えて始まります。
老化が始まると、自分が何歳なのかって自覚をするのも嫌になるんでしょう。
僕は30代を超えたあたりから、もう何歳でもいいやって。
そういう開き直りすることができるようになりました。なんであんなに悩んでいたんだろうって。
どうでもいいことだったよなって。
これから30代を迎える人は、20代から30代へのシフトってすごく嫌だと思うんです。
だけど経験してみる立場からいうと大したことありませんから。
10代から20代も嫌だったけど、20代から30代ってもっと嫌です。
ただ30代から40代はどうでもよくなっています(笑)
あくまで年齢なんていうのは目安くらいに考えて、気楽に生きていくのがいいんじゃないですかね。