３０代からの転職を考えている人へ。実際に３０代で転職をした僕の体験談

３０代で転職した僕の話

僕は３０代で転職をした経験を持っています。３０代といっても３３歳の時でした。当時働いていた会社は、アルバイト時代を含めてちょうど１０年勤めていました。

アルバイトで３年ほど費やして、正社員に登用してもらったので社員でいた期間が７年ほど。合計１０年ということですね。

何故、１０年間勤めた会社を辞めて転職することにしたのか？

これは会社が嫌になって転職したということではありません。当時働いていた企業はいわゆる総合商社というやつで、いろんな部門があったんです。

その中で僕が働いていたエンジニアの部門を切り離すということになった。当然会社から説明があって、今の部署を辞めて他の部署へ異動するかどうかという選択を迫られたのです。

事業縮小という切り離しで、僕はその業種に１０年間どっぷり浸かっていたので仕事の内容が変わるのはちょっとなぁ・・。と思って、合計１０年間お世話になった会社を辞めることにしたのです。

当然その当時結婚していたし子供もいました。さらには建売住宅を３５年ローンを組んで購入していたばかりだったので、いきなり辞めるということはしません。一気に家族が路頭に迷っちゃいますから。

その当時の会社の下請けをしてくれていた現在の会社から声がかかって、そちらへ転職することになったわけです。僕の他にも数人同僚が下請け会社へご厄介になっています。

仕事の内容自体はほぼ変わらずで、転職の条件も好条件を提示してくれたのです。それは、その会社の同年代と同じ給料待遇からスタートさせてくれるという点ですね。今まで深い付き合いをさせてもらっていたので、ある意味その事業を継続してもらう会社でもあるのでこのような好条件を出してもらえました。

実際に転職して、給料などはどうだったのかというと、今まで働いていた会社とほとんど変わらない待遇です。

若干手当などに相違があるところはありますが、収入はほぼ変わらずで福利厚生も同じだけしっかりしていた。ホッとしました。

僕のような転職のケースははっきりいって稀だと言えます。実際に３０代で転職を考え見ると、いろんなハードルがあります。

まずは、給料面ですね。今働いている企業の給料がよっぽど安いかそれかブラックであるか。それか転職を考えている会社が相当なホワイトという以外は収入は間違いなく減ると覚悟しましょう。

やはり３０代で転職をするということは１０年程度積み上げてきたものを一度崩すということになります。

勤務時間や待遇に関していうと、きちんと下調べをしたほうがいいと思います。まあ実際に入社してみないとわからない点が多いと思うんですが、それでも今はネットの時代なのでいろんな側面から調べることができますから。

もしかしたら今働いている会社よりもよっぽど拘束時間が長いといったデメリットもでてくるかもしれません。

僕が３０代で転職をしたいと相談されたら、この３つのパターンに当てはまるのなら転職したほうがいいとアドバイスします。

・公務員などへの転職できる

・今働いている企業が相当なブラック企業である

・転職先の会社のほうが、給料や待遇面で必ず良くなる確信がある

この３つですね。３０代で転職を考えているのなら、今よりも必ず良くなるという場合を除き基本的にお勧めできません。

ここには書きませんでしたが独立を果たすというのならそれも良しとしましょう。

ですが、３０代での転職はある意味ラストチャンスかもしれません。３０代後半になると求人情報に目を通しても、かなり採用の幅が狭くなってきます。

こういったハローワークでの求人よりは僕みたいにコネを使って、横へスライドするというほうが安心だと思います。

給料が下がっても時間が欲しいとかそういう場合も転職を考えてもいいかもしれません。人生は基本的に自分の為にあると考えてください。

自分の人生の自分の時間は自分で使うべきです。明らかにブラックな企業に入って長い間拘束され続けるというのは、僕ははっきり言って嫌ですね。

やり直しがきくのも３０代前半くらいまでかもしれません。３０代前半はある程度のキャリアも積んでいるので大丈夫。４０代になると転職をしたらほとんどマイナスになると思ってください。

それではグッジョブ！