人生には決断を迫られるときが沢山ある
長い人生の間には、いくつもの「決断」を迫られるシーンがあります。
子供の頃から振り返ったとしてまず最初の難関は高校入試ってやつですかね?
自分がどこの高校へ行くかの決断をしないといけない。
続いては進路です。高校を卒業して働くのか?それとも進学するのか?
こうやっていくと数え切れない位の決断を迫られる場面がある。ですが、子供のうちの決断というのはみんな同じ時期に一斉にやってくる。みんな同い年ですからね。
社会に出るとこれが違ってくる。
一旦社会に出てしまうと、その決断が故に周りにどんどんと差をつけられてしまうことになる。
そんなわけで僕が体験した決断の場面というものを紹介します。
就職か否か?
僕はコンピューター系の専門学校に通っていました。学校を卒業してからすぐに就職しようとは思わなかったんです。
それはイラストレーターとか音楽とか芸術系で独立をしたいという希望が強くあったから。
だけど自分の食い扶持くらいは子供じゃないんだからなんとかしないといけない。
とりあえずアルバイトをして過ごしていたんです。その期間が3年間くらいありました。この間、幾度となく「就職しないのか?」と周りから言われ続けてきたんです。
自分には夢があるからとそれを拒み続けてきたんです。その間同級生たちはそれぞれ就職を果たしてどんどん仕事のキャリアを積んでいったわけです。
周りを気にはしなかったけれど、そういった同級生たちと久しぶりに顔をあわせる機会というのは自分から避けていましたね。それはどことなく後ろめたいところがあったのかもしれないですね。
結婚という決断
これも人生で相当大きな決断ですよね。このパートナーと一緒に一生添い遂げるということですからね。本当に大丈夫だろうか?
結婚にはいろいろと不安もあります。ですが、僕は23歳ですることにした。これは割と早い時期で、その約1年後には長男が生まれました。
結婚という決断を早くにしたおかげで、周りの就職キャリア組との時間が一気に縮まった気がします。周りで結婚している人は少なかったので。
同級生の中にはまだ結婚をしていない人もいます。バリバリのキャリア組で結婚をした人たちもいましたが、彼らの子供よりもずっと僕の子供の方が育っている。
早い段階で子育てを終えることで、人生の後半を楽しむ作戦ですね。
特に他人の子供ってたまにしか会わないから、成長するのがものすごく早く感じる。でもそれは錯覚なんです。あなたが躊躇している間に、周りの時間はどんどんと過ぎている。
ある意味思い切りが大切なこともあります。
家を買うという決断
結局子供は4人も産まれたので(笑)、子育てのアドバンテージはなくなりましたけど、次にやってきたのは家を買うかどうかということ。
家を買うきっかけは、長男が小学校に入る前ですね。
それまで県営の住宅に住んでいたので、いつかは引っ越すだろう。
引っ越すとしたら、子供が小学校に入る前がいい。保育園に入っている段階で、定住の地を決めるのはどうだろうと。
結局いろいろ考えた末、29歳の時点で35年ローンを組んで土地付きの建売住宅を買うことにした。
家を買ってよかったと思うことは、もう住民票を移したり引っ越しをしたりする必要がなくなったということ。
引っ越しは人生で6回経験しました。特に大人になってからは業者は使わないで自分でひたすら荷物を運んでいたから大変でした。
それがとりあえず最後になる。周りに家を買った同期もほとんどいなかったので、この辺も時間の進みが早くなった。
周りに流されなくてもいいけど
ここで言いたいことは、周りに流される必要は全くないということ。
しかしながら、悩んでいる時間が長ければ長いほど、早くに決断した人とは時間の流れが変わってくる。
学生時代は一斉に決断の時期を迎える。
だけど社会では自分で全て決めないといけない。そこに差が出てくる。
自分らしく生きることは大切だけど、ある程度決断力も大切なのではないかなと。