AIという言葉知っていますか?人工知能という意味合いを持っている「artificial intelligence」の頭文字を合わせたもの。
僕がAIという言葉を知ったのは、1990年の2月。ドラゴンクエスト4が発売になった時です。このドラクエ4にAIと呼ばれる機能が搭載されていました。
具体的にドラクエ4のAIとはどのようなものだったかというと、戦闘シーンにおいて決められた作戦を与えておくと主人公以外の他のキャラクターが自動的に考えて行動するというものでした。
例えば「ガンガンいこうぜ」という作戦に設定しておくと、魔法をガンガンと使ってド派手な攻撃をするようになります。
「じゅもんせつやく」という作戦にすると、MPを温存して戦うようになる。結局僕はAIには頼らずに自分で全てのキャラを使ってボスを倒しましたけど。
1990年発売のドラクエ4からAIという概念が子供達にも知れ渡ったということですね。
今一番身近なAIとして認知されているのが、AppleのiPhoneに搭載されているSiriでしょう。ホームボタンを長押ししてSiriを呼び出して、いろいろと会話を楽しみます。
例えば
「お母さんに電話して!」
「今何時?」
「明日のアラームを7時にセットして」
といったこちらの要望を伝えると、人工知能であるSiriがiPhoneを設定してくれます。たまに声がうまく聞き取れなかったりしますが、iOSのバージョンが上がるにつれてSiriの返答がどんどんと人間じみて親近感が湧くようになってきました。
いろんなところで囁かれてきているAIですが、日常生活ではどうか?例えば、将棋の名人がAIのコンピューターと戦っても勝てなくなってきました。
さらには、投資の世界でもそう。昔は基本的に人間が投資の世界で活躍してきたんですけどそれがどんどんとAIに置き換わってきている。
AIのすごいところって、演算処理が速いところだったり学習能力があるところ。例えばAという株が上がったり下がったりしています。
人間が考えると、それぞれの時代背景やらなにやらを考慮して次に上がるのかどうか?っていうのを導きだしますよね?ですがAIは過去のデータを全てインプットしてあるので確率論で答えを瞬間的に導けるようになる。
当然人間の癖を完璧に学べているわけじゃないので、間違いもあります。ですが人間のそれよりも精度が高いのは当たり前になってしまう。
AIが人間を超える時って、AIを作った人間を超えた時。
自分より優れたAIを作って、そのAIがさらに優れたAIを生み出していく。その繰り返しをどんどんと行っていくことで、人間の脳をはるかに超えた人工知能が出来上がります。なので人工知能については、各企業が慎重に研究をしているところ。
例えば自動運転もそうですよね。グーグルやらテスラの自動運転機能。事故が起きたら大きくクローズアップされますが、人間が起こしている事故に比べると確率的にどうなのか?
統計的に見ていけば、人間が運転するよりもAIの方が事故率は下がっていくでしょう。
人間が人工知能に仕事を奪われる恐れがある。
こんな言葉もよく言われています。確かに単純作業であれば全てAIに任せてしまった方がいい。間違いも少なくなるだろうし。そうなるとこの先何年かしたら、なくなる仕事って山のようにでてくるでしょう。
そうなった時に、人類がベーシックインカムで生きていければいいんだろうけれど、そうも行かないなんて場合、映画のように人工知能と戦う日がくるなんて近い将来なのかもしれませんね。
人間の天敵は人工知能であるって。
この本を読んで感じたことです。面白いのでぜひ読んでみてください