3000円コミコミでETCをつける裏技!
この前中古車のホビオを購入しました。ホビオプロという4ナンバーのバンなんですが、子育て世代にはとても使い勝手がいい車です。
そんなホビオ君ですが、ETCが付いてなかったのでつけてみました。
ただETCをつけるだけじゃ面白くないので、どうやったら低価格でETCをつけることができるかを考えて実行にうつしてみました。
結果を先に書くと、コミコミ3000円でETCをホビオにつけることができました。その方法をご紹介。ちょっとハードルは高いです。
セットアップ込みの中古ETCを買ってくる
まずコミコミ3000円でETCをつけるには、新品は諦めてください。前提になるのは中古のETCです。
今の車ってほとんどが新車時にETCがついています。昔のようにETCの機械がさほど高くもないので車を買い換えるときはETCを付け替える人はまれになってきました。
脱着の料金のほうが高くなるパターンです。
なので、廃車になる車にもETCが付いているっていうのがたくさんあるのです。狙いはそこです。
知り合いの車屋さんがいたら、いらなくなったETCをくださいといってもらう方法。
解体業者に知り合いがいたら、いらなくなったETCをもらう方法。どちらでもOK。とにかく本体は無料でゲットすること。
その本体を業者にセットアップしてもらう。ここまでの予算で3000円です。
ETCはDIYで取り付ける
二つ目のハードル。それは自分自身でETCを取り付けるという方法です。もし自分でつけられないなら詳しい友達につけてもらうという方法もあり。
ETCを車につける方法は
・アンテナを設置する
・本体を貼り付ける
・電源ケーブルを接続する
大きくこの3つの作業が必要になります。一番難しいのが電源ケーブルを接続するところ。まずは順番を追って見てください。
アンテナはフロントガラスの上のほうに取り付けます。配線を隠すためにピラーと呼ばれてるパネルを外してそこに配線をはわす。
このピラーというパネルは引っ張ると外せるものがほとんど。アンテナ線をここに這わせます。
両面テープで貼り付ける。
配線を天井の中に隠して、そのあとピラーまで引っ張る。あとは足元のほうに配線を引いていきます。あくまで線は見えないようにするのが綺麗。
順番が逆さまになりますが、次に電源の配線をします。
ETCの配線は
・プラスのアクセサリ電源
・マイナス(アース)
これだけでOKのメーカーと
・プラスの常時電源
メモリ機能をもたせる常時電源も繋げないといけない場合があります。僕がもらったETCはこの常時電源も必要な面倒なタイプでした。
これを車の配線に繋げます。狙うのはカーオーディオ。カーオーディオにはこの手の配線が必ずあるのでここからつなげます。
アクセサリーとアースだけでいいETCはシガーライターから電気をもらうのが一番簡単です。
オーディオパネルを剥がします。
専用工具があると楽です。基本は引っ張って外す。たまにネジで止まってる部分もあります。この辺りは車によってまちまちなので、ネットで車種別の外し方を調べましょう。
ホビオは引っ張れば外れます。ただしすごく硬い。
ホビオのオーディオを外した状態です。ここから
・常時電源
・アクセサリー電源
を探します。探す方法はネットの情報かテスターです。
サーキットテスタを使って電源を調べます。
常時電源は常に車の12Vがきている配線。テスターのマイナスは車の鉄の部分に繋げます。詳しい説明は避けますが、車のマイナス配線って、ボディの鉄部分にねじ止めすればどこでもOKです。
次にアクセサリ電源。アクセサリ電源っていうのは、鍵を1回右に回したACCの状態で12Vの電源が立ち上がる配線。
ホビオの場合上の写真の配線でした。
ここにエレクトロタップで結線します。
常時電源とアクセサリー電源を繋いだらマイナスの配線です。
マイナスはボディーアースに繋げることにしました。純粋にマイナスの配線もありますけど、ボディの鉄部分に丸型端子でねじ止めする。これでOKです。
電工ペンチです。安くてターミナルつき。
結線が終わったら、元に戻します。
本体を貼り付ける場所を決めます。このヒューズボックスのパネルにしよう。
本体を貼る位置を決めたら、配線をタイラップなどで止めていきます。
完成です!
結構手間ですが、3000円でETCを取り付けることに成功しました。
今は本体も安いので、新品を買っても自分でつければ安く済みますね。
僕はこうやって車をいじったりするのが趣味の一環なので、楽しく作業することができました。
3000円でETCをつける方法でした。セットアップを安くしてもらえれば、もっと値段はさがるでしょう。セットアップの原価って、500円近いらしいです。