長野は土地が安いので、建売一戸建てを購入しても、ちょっとした家庭菜園スペースが取れることが多いんです。
ぼくも建売の一戸建てを購入したんですが、家庭菜園スペースを作りました。そこに夏物野菜を植えて子供の食育として毎年野菜を作っています。
今年はどんな野菜を植えようかな〜と、ホームセンターの苗スペースを見ていたら発見してしまったのがひょうたんです。
ひょうたんって、お祭りとかでよく売っているけど自分で育てて作るのも楽しそうだなと思って苗を買ってきました。
ひょうたんはきゅうりにかなり似ています。ウリ科でツルを巻いていくので、緑のカーテンなどにもすることができると思います。
僕が苗を買ったのはゴールデンウイーク開けからです。そこから、1ヶ月するとかなりのびていきます。
物置にネットを張って、そこにひょうたんのツルが巻くようにセットしました。
最初たくさん花が咲いているのに、どうしてひょうたんの実がならないのかなと疑問に思っていたんです。
初めて育てるので、インターネットで調べたら花におしべとめしべが存在することが発覚しました。おおーそういや理科で習ったな。
ひょうたんの花は後ろをみるとわかります。これはおしべです。
そしてこのようにふっくらしているのがめしべになります。
おしべの花粉をめしべに受粉してあげないとひょうたんにならないわけです。この辺には蜂もいないし、しょうがないから自分で綿棒を使ってちょんちょんと受粉のモノマネをしてみました。
数日後に、なんとなく実がふっくらしはじめたじゃないですか!これは受粉が成功したか!
受粉が成功すると、あとは勝手にでかくなっていきます。
みるみる大きくなっていきます。ちなみにひょうたんの苗には青虫がたくさんつきますので消毒をしたほうがいいと思います。
そしてそろそろ収穫してもいい大きさだよなぁと思って収穫の目安を調べてみた。
収穫の目安となるのは、葉っぱやら花に元気が無くなってくる頃ということらしいです。
葉っぱも枯れ始めてきたので、収穫に踏み切りました。
収穫できたのは2つ。何個かあったんですが、途中でダメになったりすることもありました。最後まで育ちきってくれたのはこの2つだけ。
さて、ここからはひょうたんの制作にはいります。
ひょうたんのヘタと同じ太さくらいの穴を開けます。
この際にきちんと奥の方まで貫通させる事。ちなみに収穫したてのひょうたんはかなり頑丈なのでちょっとやそっとじゃ壊れません。
子供も興味津々です。ぼくも興味津々ですけど(笑)
穴を開けたひょうたんを水に漬け込みます。この際の注意ポイントは全部を綺麗に水に沈めるということ。この状態で中身を腐らせるんだそうです。
そう、ここからの作業は
すっごく臭いのです
こんな風に上蓋を反対にして石で固定しておきます。この状態で1週間くらい放置します。くさそーですね。
1週間ほどして、ひょうたんを取り出して洗います。この時注意しないといけないのはひょうたんはものすごく柔らかくなっているということです。ちょっと力を入れたらすぐに割れてしまいます。
ゴム手袋必須です。臭いです。半端ないくささです。
ひょうたんの表面の皮をはがしていきます。
ノー!案の定割れてしまいました。残念
ひょうたんにも個体差があって皮がより薄いものもありますね。こちらのひょうたんのほうが分厚くて安心感があります。
割り箸を穴に突っ込んで中の種などをできる限りとりだします。
そしてまた水を入れて種を取り出す。こんなことを何度か繰り返す。
ある程度までできたら今度は乾燥させます。
1週間から10日くらい乾燥させてみました。乾燥させるとかなり軽くなります。
このひょうたんを銀色にペイントしたいと思います。ドライバーを穴に挿して回しながら塗ります。
結構綺麗にスプレーが吹けます。
一通りふきおわったら再び乾燥。そしてまたスプレー。
二重くらいに塗っておけばいいかな。
最後はニスでツヤを出します。
ペタペタと塗っていけば
完成です!いやーこれは感動しますよ。苗からスタートしているだけに愛着もかなり湧くことは間違い無いでしょう。
問題の使い道としては、まあオブジェとしか言いようがないですけどね(笑)
ひょうたん作りにはまって、翌年はミニひょうたんの苗を買って作りました。
このくらいのサイズの方が愛嬌があっていいですよね。これなら贈り物にもいいでしょう
ひょうたんらしさを活かすためにニスを塗っただけにしておきました。
ひょうたん制作はかなり楽しめる趣味になりますね。臭いことが一番のネックですが作り上げたときの感動はすごいです。
我流とネットの情報だけでなんとかなりましたが本格的に作るなら参考書があったほうがいいかもね。