車がないと困る地域
僕が住んでいる長野県という場所は、雪国ということでも有名です。
長野県って、ある程度都会の場所があるかと思ったら限界集落に近いほどの場所もあります。
特に山間地になれば、周りの家は数件しかない場所もあります。
そういった場所に住んでいる人にとっては、車っていうのは生活必需品になるのです。
一応市営のバスは通っているけれど、2〜3時間に1本しか出ないなんていうのもザラです。
自分の車がないと、移動すらできないということなのです。
長野の限界集落は、一家に一台ではなくて一人一台車がないと困ります。
病院に行きたいと思ってもバスの時間は限られている。当然歩いていくことなんか無理で、車がないと困っちゃう。
僕が知っている限り、93歳のおじいちゃんも免許を返納しないで運転していました。車がないと困ってしまうからですね。
車の維持費は馬鹿にならない
車はとても便利な道具ですが、かなりの金食い虫でもあります。
僕らの地域では軽自動車が主流です。しかし軽自動車といえど、維持費が馬鹿にならない。
車に対する増税はやめてくれーと心の底から叫びたくなってしまうほどです。
実際に車の維持費を算出すると
- ガソリン代
- 毎年5月に来る自動車税
- 自動車の任意保険代
- 2年に一度の車検代
- 各種メンテナンス代金
このように車には大きく分けて5つの出費がかかってきます。
ガソリン代っていうのは、使えば減るものだから仕方がないですよね。少しでも燃料が安くなることを願わざるを得ません。
そして次にあげたのは自動車税。今まで軽自動車は乗用なら7200円年額でした。これが新車を購入した場合、10800円年額に増税されてしまったのです。
車の任意保険代金も毎年更新です。新しい車には車両保険もつけたりしたいので、年額5万円前後はかかってきてしまいます。
年齢が若いともっと掛け金は上がってきます。
そして、車検代。これが一番の恐怖。2年に1度とはいえ、それこそ10万円クラスの出費がやってくるのです。2年で割ると毎年5万円ですよ。
走行距離に応じて整備・交換しないといけない部品もでてくるので当然金額が上がってきます。山間地だとタイヤがかなり減るので、それこそランニングコストがかさみます。
メンテナンス代もよけておかないといけません。もしかしたら急に壊れるかもしれません。最近の自動車は故障が減ったとはいえ、壊れる時は壊れます。
山間地でしたら駐車場代はかかりませんけどね。それにしても車にかかるお金というのはかなりのものです。
田舎の車事情を加味してもらいたい
まだ僕ら若い世代ならいいですよ。
ですが、年金暮らしのお年寄り世帯などは車にかかるお金って死活問題になってきます。周りにもそろそろ買い換えたほうが良さそうな車が、まだまだ現役で走っています。
車なんかそう簡単に買い換えられませんから、修理修理で使い続けていくのです。
東京など交通インフラが整っていれば車なんか要りませんけどね。田舎では本当に車がないと困ってしまうのです。
お願いですからそういった現状を実際に見に来てもらいたいのです。
生活費に対する車代はかなり圧迫しているのが現状です。