先日、A型インフルエンザにかかって会社を4日間ほど休みました。自分の認識では、有給休暇を使わなくても大丈夫なんだなって思っていた。
ですが、この前会社に相談したら
「総務に確認したらインフルエンザは公休や特休にはならないらしい有休を使え」
と、上司に言われたのです。
別にこれはそうなんだ〜っていう感じで終わったんです。
だって、有休休暇なんか40日まるまる残っていますからね。有給休暇をながーい社会人生活で取得できたときは入院したときだけ。
1週間ほど入院したことがあり、さすがにその時は有給休暇にしてもらいました。
今有休休暇を買い取れという話題になっているわけですが、有休ってないと困ることもあります。
今年、僕は40日間あって、インフルエンザで休んだ4日間を使いました。
そうすると36日間残っているわけであって、16日分は2年前からのものなのでなくなってしまう。
そりゃ16日分を会社が買い取ってくれれば最高!まさに最高!とても最高!
だけど長い社会人生活を送っていると、体を壊したりすることもあるわけです。そんなときに頼りになるのはやはり有給休暇。
36協定って労働組合などに属していると、組合側と経営者側がルールとして約束する。
だけど実際労働組合があっても36協定を忠実に守ってくれる会社なんてほとんどない。それでも労働組合があるとないとじゃ雲泥の差になってくる。
僕は労働組合があった会社にいたときもあるし、ない会社にいたときもある。もう待遇は全然違ったよね。
労働組合があったとしても、すべての権利を守れるものでもなかったけれど。
うちには子供がたくさんいるので、とにかく役員だらけです。今年は4つの役員を掛け持ちしています。
奥さんと二人でこなしても1人2役です。
小学校と中学校でそれぞれPTAの役をやっています。これがね、困るんですよ。
まずPTAっていうものは、任意団体らしいけど基本的に強制参加な空気がプンプンしてるわけですよ。有休を取れない企業とおなじにおいです。プンプン。
地区の役員もそうだけど、会議にインフルエンザで欠席したらなんとか部長にされちゃったんです。欠席裁判ってやつらしい。いやー血も涙もない。
うちの事情をまったくわかってもらえていない。って嘆くでしょう?
ですが、他の家から言わせてみると
「私達だってやったんだから、やってできないことはない。当たり前でしょう」
って。もう不毛の議論ですな。
小学校・中学校・地区の役員の4つを股にかけると、会社を休まないといけないときがくるんです。
会社休んでまでPTAにでなきゃいけないんですかね?役員になったんだから当たり前?それも違うと思うんですよね。任意なんでしょ?
世の中にはホワイトな企業もあればブラックな企業もある。労働環境に差がありすぎる。仮に定時にあがれて有休を取得できるホワイト企業に勤めていれば、PTAも簡単でしょう。
ですが、休むことも許されない、有休なんかないし残業代ってなに?っていうブラック企業にいる人はPTAどころじゃない。
環境に差がありすぎるのに、全員に同じ環境下でPTAをやれって言う方が無理がある。
任意団体であるPTAにそこまで求めるのであれば、国がルールを決めるべきだ!
会社と社会に対して、PTA休暇というものを認めさせる。当然地区の役員で平日でないといけないときも同様。地区役員休暇。これをすべての企業に義務付けるわけです。
裁判員裁判って、任命されたら必ずでないとダメだっていうんでしょう?それと同じようなレールを敷いてくれない限り、みんながイコールコンディションで役員なんか引き受けられっこない。
そういうことを言ったら、育児世代はずるいという声が今度は上がってくるかもしれない。でも実際そうでもしなきゃ我々、回っていきませんから。
子供達は国にとっての宝です。未来を担っていく人材です。いくらお金が持っていても、加齢で体の自由が利かなくなったらヘルパーさんを呼んだりしないといけないでしょう。
ヘルパーさんがいなかったらどうします?自分の将来はお金で助けられるんじゃない。周りの若い人たちが手を貸してくれるわけです。
繰り返すけど、お金じゃなくて人々のつながりで人は生きて行くんだから、子供の対してもっと真剣に向き合ってもらいたい。
僕は子育ては折り返しに来ているが、若い世代には不自由なく子供を育ててもらえる社会になってもらいたいと切に願っています。
もうね、自分のときはこうだったとかっていうのはダメですよ。そういうのを老害と言われてしまう。