今の子供達って、まともに火を使う機会が相当減ってきています。
それは、家がオール電化になったことがまず大きいかな。オール電化だとガスを使わないでしょう?
コンロの使い方を知らない人が増えてくるわけです。前の職場にもいたんですが、新卒で入ってきた新入社員がコンロの使い方をわからなかった。
それを聞いてものすごくカルチャーショックを受けてしまいましたけどね。
家がオール電化になると料理に火をつかわなくなります。よって、子供達が火に触れ合う機会がぐっと減る。
そしてもう一つ火が減ったと思うのは、外で焚き火ができなくなった。特に長野県では、昔は田んぼで火を焚くなんて日常茶飯事でした。
ゴミだってみんな自分の家の庭で、お手製焼却炉にて燃やしたものです。それが僕が高校生くらいの頃に一気に自重ムードになったのです。
僕は小学生くらいの頃からゴミを燃やす役割をしていたんですけどね。
そんなわけで、子供達に火の使い方を教えるのはどうするか?これもはもう自宅バーベキュー以外にはあり得ませんよ。
自宅でバーベキューなんて・・。と思う人もいるでしょう。
我が家では決まって車庫でバーベキューをやります。その時に僕が子供達に命令するのは1つだけ。
子供達だけで火を起こせ
この任務を与えるのです。子供は火に興味は強く持っていても、どこか背徳感もあります。それを親が許可を与えることで、学びの機会を与える。
当然ライターとマッチの使い方だけは最初にきちっと教えます。そして安全マージンを取った上で子供に火を扱わせる。こういった機会がないと子供達が火を学ぶ時がない。
火の扱いを知らないまま大人になる方が怖いと僕は思うのです。
バーベキューをするとどうしても後片付けとか、お風呂とか考えちゃいますよね。ですが、自宅でやれば取り敢えず消火活動だけきちんとやっておけば問題無し。
僕もいつも翌日に片付けるようにしています。
靴まで脱ぎだしてしまっている三男・・。
コンロは小さいの1つだけです。
小さい丸いものを使っています。
これで十分。後片付けも楽チンです。
火を起こしたらあとは僕は焼きに徹します。その間子供達は外で自然と触れ合ったりするのです。
年に数回こんな時間を設けてあげるだけで、火の使い方を自然と身につけていきますから。
危ないことを禁止するんじゃなくて、危ないことを安全マージンを取りながら体験させる。
そんな感じです。オススメの自宅バーベキュー。楽しいです。