子供の貧困というのが取りだたされて数年がたってきました。
最初は子供の貧困っていうのはどのような症例なのかわからなかったです。
子供の貧困というのは
子どもの貧困(こどものひんこん)とは、その国の貧困線(等価可処分所得の中央値の50%)以下の所得で暮らさない相対的貧困の17歳以下の子どもの存在及び生活状況を言う[1][2]。OECDや厚生労働省調査の貧困率には等価可処分所得の中央値の50%が使用されている。この50%という数値は絶対的なものではなく、40%や60%を用いる場合もあり、EUは公式の貧困基準のひとつに中央値の60%を使用している[3]。子どもの相対的貧困率については、発表主体、統計利用データ年次によって変動する。
ウィキペディアより引用
わかりやすく付け加えると、平均的な所得の半分を下回る水準で暮らす18歳未満の子供のことです。
これはもはや社会全体で取り組んでいかないといけない問題になっています。
今までが表面化しにくかっただけなのかもしれませんけど。
うちの子供もそうなんですが、子供って喘息を持っていたりアトピーを持っていたりします。
うちの子も喘息っぽいんですが、やはり発作が起きたら病院に連れて行きます。僕自身も喘息持ちなので、特に冬にかけて病院には頻繁に通ったりするんです。
これを医療費が払えなくて我慢せざるを得ないとしたら?
考えただけでもゾッとするわけですよ。医者に通わないと治らない病気を我慢しろなんて子供に言わないといけない。
それほど生活に追い詰められている。もし自分に置き換えたらどうですか?
ちなみに子供の貧困は厚生労働省の調査では1985年に10・9%だった割合が2012年の調査では16・3%まで上昇しているのです。
それではなぜこんなにも子供の貧困が増えてきているのか?
僕が身近に感じるのは離婚した親の元にいる子供たち。
僕の周りにも離婚している夫婦は相当数います。その大半が母親が子供を引き取ってシングルマザーで養っている。
これが非常に厳しい。まず子供がいるということで、就職先にかなり制限がかかります。シングルマザーで就職はまず難しいのが現状です。
やっぱり子供に何かあったら会社を休む必要がある。もし両親などが健在で同居をしていればサポートを受けられるわけで、フルタイム働くことも可能です。
ですが、核家族のシングルマザーにはそれは無理。僕も奥さんが入院していた頃、子供を保育園に入れて家事全般をやりながら会社に通っていましたが、定時にあがらせてもらってもかなりきつかった。
6時に会社を上がって速攻で保育園に迎えに行く。そうしたら夕飯を作って風呂に入れる。そして翌朝の洗濯をしたりして朝が来る・・。
プチシングルファザーを体験しましたが、相当大変でした。会社に融通を言えないと回りっこありません。
その割には離婚率は上がっていると思うんです。離婚は悪でなないんですが、その先のことを考えると人生のハードルは急に上がります。
本当にその後の人生のシミュレーションができていて離婚するのならやむなしですが、衝動で離婚に走ると取り返しがつかなくなってしまいます。今はそういう時代になりました。
子供の貧困を減らすためには、こういった片親の子供たちに対するサポートをしっかり取り組んでいかないとダメです。
それこそ地方自治体や会社ぐるみでサポートをとっていってあげないと。当人たちは生活だけで精一杯です。国全体で子供の貧困をサポートしよう!という空気にしていかないとダメですからね。
子供たちには罪がないわけです。そのあたりをしっかり考えてサポートしていく体制をとっていかないと。