長野市は北部は日本海側、南部は太平洋側の影響を受けやすく、気候上の地域差が北部と南部で大きくなる特徴を持っています。
降水量は内陸的な気候を示し少ないほうですが、冬の積雪量は比較的多いです。
年間積雪量の平均は170・1cmで、長野市は松本市のおよそ2倍に及びます。松本の年間積雪量の平均は82・2cmとなっています。
内陸性気候の特徴で、年較差や日較差が大きくなります。長野市の気温の年較差は25・8℃。日較差は9・6℃で、夏は高温になり冬の寒さは厳しくなっています。
オーロラって、北極や南極近い地域でしか見られないことで有名ですが、長野市でも観測されたことがあります。
昭和33年2月11日午後7時50分ごろ、長野地方気象台は北の空にオーロラを認めて観測を始めました。
色は赤味を帯びた暗紫色で、山火事のように見えたそうです。すごいですね。
長野市の年間平均降水量は932・7mmです。
日本で降水量が1000mm未満のところは、北海道東北部と長野県内の長野盆地から上田・佐久盆地にかけての平坦部でこの2つの区域は日本列島で最も降水量が少ない地域となっています。
長野市は冬の湿度が高く、水蒸気の絶対量でみると日本海沿岸の地方よりはるかに少なくなっています。夏の湿度は、日本海側・太平洋側に比べてかなり少なくなっています。
長野は霧の発生が多い地域で、年間発生日数11日のうち半分は秋に集中しています。
霧にまつわる話で、第4回川中島の戦いで永禄4年の9月10日に放射霧と蒸気霧が濃く立ち込める未明を狙って上杉の奇襲作戦が「甲陽軍艦」に記されているということです。
秋の霧に遭遇すると、本当に一寸先が見えなくなるほど濃い濃霧に覆われますからね。