今から一週間前の話ですが、朝の5時に兄から電話がありました。
「おふくろが頭を打って血が止まらないから救急車を呼んだ」
救急車を呼ぶほどの怪我・・?
とにかく一報を受けて搬送先の病院へ急ぎました。
朝の5時だったので、当番医が母の処置をしていました。夜間受付から処置室に入ると医師と母が会話しているのが聞こえました。
と、いうことは意識はあるのか・・。一応ホッとしました。
しばらく外で待っていてくれと言われて、待合室で待つことに。
30分程度して、母がストレッチャーに乗せられて移動していきました。
医師「頭の怪我は10cmにも及んで動脈を傷つけていました。なので出血がひどかったけど縫合して出血は止めました。これからCTを撮ってきます」
我が家は実の父はとっくに他界しているので、兄と母が実家で2人暮らしをしています。ほどなくして兄もやってきました。
兄は救急車には乗らず、血だらけの家の中を整理してからきたとのこと。
撮影してきたCTを見せてもらいながら、説明を聞きました。
医師「脳の中に血だまりがあるのがわかります。これが今できたものかそれとも以前からあったものかは定かではありません。」
この部分が血だまりだそうです。
医師「軽い脳梗塞も何度か起こしているようです。とりあえず、この血だまりがある程度吸収していくのかどうかは入院して経過を見る必要がある。あとは脳外の先生から説明があります。」
まさか母がこんな形で倒れるとは思いませんでしたね。
それでも年齢は69歳になります。自分も歳になってきたなと思っている位だから、当然周りだって歳をとっているわけです。
入院は2週間ほどするということです。その間に脳外の先生から経過の説明があるというので、入院の準備などを兄と進めました。
ただ、兄は家事を母に任せっきりになっているので、ものがどこにあるのかすらわかりません。とりあえず実家に帰って必要だと言われたものを持ってきた。
こういう時も困りますね。本当に。普段やらないからなおさらわからない。
あと実家の中は正直掃除が行き届いていなくて汚かったので、奥さんと一緒に掃除をしておきました。
僕はこの手のトラブルが人よりは多く経験しています。
僕自身が交通事故に遭ったり、子供も交通事故に遭った。亡くなった父も交通事故に遭ったし、母方の親族はみんな病気で早くになくなっていった。
最近はようやく落ち着いてきたと思っていたのか、それとも忙しすぎてこういったトラブルが起こることを忘れていたのかもしれません。
不意を突かれたところはありましたね。
入院ってやっぱり大変だし、お見舞いにもいかないといけないしね。洗濯だってしないといけないわけですから。
健康っていうのが一番です。
脳外の先生からの診断結果は、意外にも問題ないだろうという。
CTに写っていたのは、もともとのものらしく、これが1年してどの程度大きくなってくるかを経過観察すれば大丈夫とのこと。
1年経たずしてどこかにしびれなどを感じたら、間違いなく神経が圧迫されているのでその時はこのCT画像と比較して適切な処置を施すことができる。
つまり偶然だったけれど、脳の現状がわかったから逆にラッキーだったと。
それこそいきなり脳梗塞で倒れちゃったら困ります。だけど、今はすでに発見しているわけで、いつ経過を観察しているから。ある程度の準備ができます。
幸いだったのが、しびれなどの後遺症でリハビリなどが必要ないということ。知り合いのお母さんは逆にリハビリをしているということで大変さはわかっていますから。
僕も健康診断にいろいろ引っかかり出しているし、もっと健康に気を使わないといけなくなってきたなぁって思いましたね。