今からタイヤ交換の英才教育中
僕の職業はエンジニアですが、若かりし頃は車が趣味の一つで大好きでした。昔から車を自分で修理して、そんな父親の背中を子供達は見ているのでタイヤ交換をしていると寄ってきます。
子供も小学校高学年になってきたので、タイヤ交換の手伝いをしてもらっています。
数年前までは、いわゆる車載ジャッキとクロスレンチだけでタイヤ交換をしてきましたが、さすがに効率が悪いので道具を買いました。
油圧のパンタジャッキ・トルクレンチ・電動インパクトレンチです。全部合わせたら25000円くらいしましたが、業者にタイヤ交換を依頼すると2000円は取られます。
長野県なので、年に2回タイヤ交換をして、車が2台あるので1年で8000円かかる計算になりますね。
つまり3年ちょっと使えば元が取れる計算になります。今では面白がって実家のタイヤ交換も引き受けてあげています。
去年あたりから、子供達に実際にタイヤ交換をさせるようになりました。
当然、一人きりでやらせるわけじゃありませんよ。危険がたくさんあるので、ジャッキで持ち上げる時・降ろすときは僕が行います。
そしてタイヤを取り外して付ける時も僕が行います。万が一ジャッキが外れたとしても怪我がしないマージンはとります。
子供達は、インパクトレンチを使ってネジを緩めて締めるところ。そして、トルクレンチで増し締めするところなどを担当させています。
これは長男坊がタイヤ交換をしているところです。
作業過程をきちんと監視していますが、将来自分で車に乗った時に役に立てばいいと思うんです。
というのも、今の若い世代は自分でタイヤ交換ができない人が多いです。車によってはスペアタイヤを積んでないものも増えてきましたから。なおさら業者任せになっちゃいますから。
なので子供にはこういい聞かせているんです。
「金持っていて高級車に乗っていたとする。その高級車が彼女とデート中にパンクしてしまった。業者も当然来れない時間だったらお前はどうする?」
「ピカピカの高級車に乗っていても何もできない人間になるか、それともボロい中古車であっても、ある程度の作業は自分でできるようになるか。どちらがいい?」
子供達は、一応今の所それはカッコ悪いから嫌だという気持ちになるそうです。でもまあ大人になったら考え方が変わるかもしれませんけどね。
この日は長男だけを手伝いさせました。
やっぱり長男から次男。そして三男と技術を伝承していきたいわけです。お兄ちゃんのプライドもあるでしょうから僕が基本的に物事を丁寧に教えるのは長男だけ。
それ以下の兄弟達は、お兄ちゃんからある程度を学んでもらうスタンスにしています。
最近の車はスペアタイヤがないでしょ?もしタイヤをバーストさせてしまったら、もうJAFに電話するしかなくなっちゃいますよね。
なので僕はスペアタイヤは欲しい派です。しかしこの前買った中古車にはついていなかったのです。困るなぁ。ランフラットタイヤならいいんですけどね。