X JAPANのYOSHIKIの本
僕は紙の本についてはそのほとんどを処分してきました。
ですが、この本だけはいつまでも残してあります。入院して人生を振り返る時間が出来た時、人生に迷った時に読む本にまでなっています。
X JAPANのYOSHIKIさんの本で、YOSHIKIさんの生い立ちからX JAPAN再結成までを事細かく書かれている本です。
内容には賛否両論ある本ですが、僕はこの本は一押しで読んでいます。
破天荒なロックスターの伝記ととらわれがちな本ですが、今のような時代を生きる人間にこそ読んで損はない一冊です。
hideとの突然の別れから始まる
この本の最初はhideさんとの突然の別れから話がはじまります。
hideさんとの別れからYOSHIKIさんの生い立ちといった流れで話が進んでいきます。
ぜひ読んで欲しいのは、体が病弱だったYOSHIKIさんがどのようにX JAPANを結成して成功にまで導いたかという点です。
これはビジネスにも通じることですが、人一倍の努力をして、人とは違う大胆な戦略。それらを常識はずれの行動力でやってのけたからこそ、X JAPANというバンドは世界に名を轟かせるバンドになったんだと。
X JAPANの練習量は他のバンドとは比較にならないほど長い練習を積んでいます。
ビジュアルで毛嫌いしてしまう人もいるかと思うんですが、彼らが成功を成し遂げる過程というのは本当に勉強になります。
CDの作り方を自分で調べてレーベルを立ち上げる
なんでも自分でやらないと気が済まなかった当時のYOSHIKIさんは、CDはどのように作られるのかを1つ1つ調べ上げて、独自のレーベルをメジャーデビューする前に立ち上げた。
すでに実業家の側面も持ち合わせていたんですね。そもそもメジャーデビューを目指している当時のバンドにはレーベルの立ち上げなんて発想すらないでしょう。
jealousyというアルバムの完成には、クリエイターのエゴをむき出しにし、どうしても納得のいかないVOCALパートをギリギリまで再収録する。
もう読んでいてヒヤヒヤしてきます。
絶頂の成功を収めたのち、転落していく人生。そしてそこからまた這い上がっていく後半のストーリはまた必見です。
一度きりの失敗などでくよくよしていても仕方がないと勉強になるところは多数ありますね。
リアルタイムにX JAPANが活躍していた時代
僕が中学生の頃、リアルタイムでX JAPANは日本を席巻していました。
中学の頃の僕は音楽がまだ興味が薄かったので、Xはちょっと怖いイメージがあったんです。
ただ、高校生になって洋楽などを聞き始めると次第に彼らの音楽にも惹かれていき、普通のJ-ROCKアーティストとはちょっと違うバンドなんだなって思っていました。
解散してほぼ活動していなかった時代にも、ヨーロッパなどでPVが流れてずっと話題にあったり話題には事欠かないバンドです。
そんなX JAPANを率いるリーダーYOSHIKIさんの本は、凡人の僕にとっては想像を絶する世界です。引き込まれていきましたね。
図書館で借りて読んだのち自分で買った
実はこの本は最初は図書館で借りたんです。
そして人生に迷っていた30代の僕に突き刺さることが何箇所も書いてあった。
もう自分で買っちゃったんですよ(笑)
会社を1ヶ月入院して休んだ時も病院に持って行ってわざわざ読んでいましたね。
人生に迷いを感じたら、勇気をもらえる本ですのでよかったら読んでみてください。