溶連菌とは
広義にはグラム陽性球菌のうちレンサ球菌属によって惹き起こされる感染症すべてを指す。
しかしながら、レンサ球菌属のうち特に感染症を起こす頻度が高く、一般によく知られているのは化膿レンサ球菌であるため、通常単に「溶連菌」といえば化膿レンサ球菌の事を指し、「溶連菌感染症」といえば化膿レンサ球菌による感染症のことを指す
wikiペディアより
ちょっとこの説明じゃわかりにくいので、ざっくり言うと感染菌による感染症で、その多くは喉に感染するものです。
大人が溶連菌になると実際にどのような症状になるのか?
もうこれは身を以て体験しましたが、はっきり言ってインフルエンザよりも強力でした。
今まで僕がかかってきたインフルエンザは熱が出ても39度台だったんですが、この溶連菌感染症の引き起こした扁桃炎のおかげで2日間40度という高熱が出ました。当然悪寒もすごかったです。
喉がかなり痛かったので、何も食べられなかったです。
それではかなりグロいですが、溶連菌になってしまった喉の写真を撮ってきましたのでご覧ください。
喉が真っ赤っかに焼け付いているような痛みを常時感じます。あくびをするだけで痛い。飲み込むのも痛い。水も痛くてなかなか飲めない状態です。
熱は40度〜39度を行ったり来たりです。この時点ではまだ医者にかかっていません。
溶連菌を治すには
溶連菌を治すには、気合とか根性というものは必要なく、抗生物質をとにかく早くに飲むということ。溶連菌自体を抗生物質で死滅させないと、自然治癒力ではなかなか治らないということだそうです。
溶連菌は一応感染症に入りますので、基本的には学校や職場に行ってはいけない病に入ります。医師の診断書を提出する必要がありますね。
ちなみに医者から出された薬は3つ。メイアクトと呼ばれる抗生物質。これは細菌の感染を抑える薬だそうです。
そしてもう一つは解熱剤。カロナール300。医者に行くまで僕は市販の解熱剤を試してみましたが、全く効果はありませんでした。このカロナールは多少解熱してくれました。
最後はSPトローチです。口腔内の菌を殺す役割をしているドロップです。
これらを処方されて、1週間ほどずっと薬を飲み続けます。
これが3日目くらいです。この頃になってくると、熱も最大で39度台になります。ですがまだまだ喉も痛いし症状は緩和されません。
トローチが効いてきたのか、白い菌のようなものがなくなっていったのがよくわかります。4日目でようやく日中に平熱までさがりました。
ですが、夜になるとまた37度台後半の熱が出ます。
4日目に久しぶりに主食をとりました。今まではバナナとゼリーだけで食いしのいでいたんですが、うどんを食べられるようになりました。
5日ほどで完治
体の中にはまだ溶連菌があるので、完治とは言いませんが、熱はほとんど出なくなり食欲ももどりました。
喉も若干の違和感がありますが、そんなに痛くなくなりました。一時はどうなることかと思いました。
ちなみに、大人がなった方がやはり重症化するそうです。子供は割と簡単にうつってしまう溶連菌。大人も注意が必要です。
溶連菌はやはり飛沫感染が一番の特徴なので、手洗いうがいが一番の予防ポイントになります。
重症化すると死に至る可能性もあるので、喉が痛くなったなと感じたらすぐに医者に行きましょう。溶連菌の検査は喉の細菌を採取して調べるだけので10分程度でわかります。
まさか自分が溶連菌感染症になるとは思わなかったんでびっくりしています。おそらく仕事が忙しい山を抜けてちょっと気が緩んだところを一気に来てしまったのかもしれません。大変な病気でした。